大学病院勤務でスキルの向上
医療機関の中でも、大学病院は各患者に治療を提供するという役割に加え、医師や看護師、各医療従事者の新たな知識の習得の場となっています。とりわけ、最新の医学的データを活用した高度な治療が提供されている事から、特殊な役割を担う医療機関となります。
看護師の場合も先端医療に携わる機会が多くなり、一般的なドクターの診察介助や患者の問診、入院患者のバイタルチェックや注射など基本とされる看護業務に従事する機会が少なくなるのが現状です。
しかしながら、通常は看護師が担当する事が多い医師の診療補助や事務的な雑務に携わることがなくなる代わりに、それぞれに割り当てられた職務に専念することができるため、看護師としての能力を向上させるために役立つのです。それゆえにこの勤務先での看護師としての経験は、特定の能力を伸ばしやすい傾向があるのが特徴です。とりわけ、看護師の資格の中でも専門看護師や認定看護師の資格は、それぞれの分野に特化したがん治療の化学療法技術や緩和療法、感染管理などの専門的な技術が必要とされます。この医療機関では、日々先端医療に携わることができる機会に恵まれるので、大学病院での勤務は上位資格を取得した後に要求される実践的な能力の習熟にも理想的です。そのため、将来的に看護師の上位資格を取得したい人や専門分野でのスキルを身に付けたい看護師の場合は、大学病院での勤務は最適なチャンスとなります。